分離発注で注文住宅を建てようと思います。仕事の関係上あまり時間が取れないため、設計と各工事会社の取りまとめを設計事務所に依頼したいのですが、良い設計事務所があれば紹介してください。場所は相模原市です。
私の手がける分離発注方式は、専門的な作業を施主の代わりに行う方式です。
設計事務所としての作業は、見積もり以降を時系列に並べますと
・各専門工事業者への見積もり依頼、建材などの見積もり依頼
・見積もり取りまとめ
・コストの調整
・各専門工事業者との契約書作成、準備
・契約会の開催
・着工準備(工事の他近隣対策、地鎮祭その他)
・発注業務
・工程の管理
・コストの管理
・現場管理(本来は各専門業者のしごとです)
・毎月の請求書確認(確認後施主へ提出します)
・完成時の品質確認、書類整備
・トラブルの対応
など本来の分離発注では発注者(施主)が行う業務を、一般の監理業務と平行して代行しています。
従いまして、施主の立場としては、一般的に工務店やハウスメーカーに一括で依頼する場合と大差なく家づくりに関わっていただく事になります。
毎月の出来高払いが原則のため、支払い回数がかなり多くなりますが、ネットバンキングを活用していただければ、手間はかかりません。
住宅瑕疵保険のほか、それでは賄えない補償は建物登録制度で対応しています。
フラット35や銀行ローンにも対応してきました。
詳しくは是非お尋ねください。リフォームの場合も同様です。
分離発注で依頼できる設計事務所をお探しとのこと、承知いたしました。できる限りtakaさんのご希望に合った設計事務所をご案内したいと思いますので、もう少し細かいご希望を教えていただけますでしょうか。下記窓口(家づくりサポートデスク)よりお問い合わせくださいませ。
ただ、もしあまり時間が取れないということであれば、分離発注そのものを再検討した方が良いかと思います。分離発注は、元請けとなる工務店の役割(各専門工事会社の取りまとめ、現場監督等)をお施主さん(takaさん)が担うことで中間マージンを省ける、すなわち建築コストを抑えられる方法なのですが、実際には相応の知識、労力が必要となり、十分な知識がない、十分な時間が取れないという場合には、逆にコストがかさんでしまうケースも多いです。その分を設計事務所に依頼したいとのことですが、外注する仕事を工務店に依頼するか、設計事務所に依頼するかの違いになりますので、取りまとめをご自身で行わない限り、分離発注のコスト的なメリットはあまりないといえます。
分離発注で依頼できる、というよりも、工務店に対して交渉力がある、しっかりと管理してくれる設計事務所の方が選択肢が豊富で、よりtakaさんのご希望の家を実現できる可能性も高まるかと思います。
なお、分離発注そのものを否定しているわけではなく、むしろ肯定的な立場です。状況に応じて適した方法は変わってきますので、ぜひじっくりとご検討くださいませ。