圧迫感の無い空間で
快適な暮らしを考えるように。
このブログを読んでいる皆さんも
自宅で家具を置く際に
この配置では圧迫感を感じてしまうかも
こうすると圧迫感を軽減できるかも
と考えたりする事も
あるかと思います。
では、その「圧迫感」とは
いったい何なのか?
強く押さえつけられている感覚。
息苦しい感じ。
または、大きく迫っていて
威圧されている感じ
(索引:Weblio 辞書)と辞書などにはあります。
日常で感じる原因としては
要因『身体的なもの』体調不良が引き起こすもの(臓器・器官の不調)
要因『精神的なもの』狭い、窮屈・(モノや人が自分や空間に対して)近い
(空間が)暗い要因『環境的なもの』怖い
慮や恐縮・対峙する相手が好戦的
緊張などがあげられます。
これはいわゆるストレスのこと。
人は圧迫感をストレスと感じる
という事です。
要因のいくつかは、
ある意味個人的なものであり、
住環境でカバーできる事が全てではありません。
ただし、
そのなかでも空間が
引き起こす圧迫感=ストレスを
軽減するためにできることは
数多くあります。
空間に起因する圧迫感を受ける際の
人の心理状況と
それを軽減するための
空間の考え方・・・・・。
おおよそ、
住まいの空間で人が感じる
圧迫感(ストレス)と、
心理状況にはこのようなものがあります。
○背の高い家具ばかり置いてある
押し迫ってくるような重圧感
倒壊の不安感
○家具と家具(もしくは壁)の間が狭い。
実際以上の空間の狭小感
接触への恐怖感
○人と人(例えば隣り合ったダイニングチェア)同士が近い。
必要以上に近すぎる距離感
相手の動作の待機、
予測をしなければならない状態
○空間が暗い
精神的な陰鬱感・本能的な(悪い意味の)緊張感
○そもそも空間が狭小。
物理的な矮小感
他者との比較においての差。
これらはすべて「圧迫感」を引出し、
ストレスを起因するものです。
では逆に「圧迫感を受けにくい空間」とは
何かを考えていけば、
快適さが増して開放的な空間を
つくることができるようになります。
明るいだけが全てではありませんが
明るさはそういった意味での緊張を和らげます。
ストレスの掛かり具合についても
色々ありますよね。
良い結果を生む場合と
そうではない結果を生む場合、
暮らす人の持つ価値観や思い等から
良い結果に繋がる具合がどうなのか?
という事を模索する事が大切なんです。
○広い空間
圧迫感が少ない
○空間自体が狭くても、
空間を広く「感じる」ことが出来る事が重要
○空間を開放的にする工夫で
広く感じることができる、明るく見せ
○「視覚効果」を
上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴む
こういったことができれば
圧迫感が少ない空間を
つくることが出来るようになります。
暮らしの環境と住み方をイメージして
様々な改善の意味を考えるように。
-------------------------------------------
住まいの新築・リフォームの
ご相談・ご質問・ご依頼は
■やまぐち建築設計室■
オフィシャルホームページ
Contact/お問い合わせフォームから
気軽にご連絡ください。
-------------------------------------------
■やまぐち建築設計室■
建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
-------------------------------------------